人狼殺:囲いと占い特攻



こんにちは、鉄狼です。


人狼アプリの「人狼殺」について、「囲い」と「占い特攻」について解説します。


なお、6人村の基本的な流れは下記の記事になります。初心者の方はまずこちらの記事から確認をお願いします。

人狼殺 6人村の基本的な流れ

2019年11月20日



人狼殺:囲いと占い特攻



占い特攻


6人村を例にとり解説します。
画像の「1番」の位置から発言が始まり、時計回りに発言していくとします。
最後の発言者は「6番」です。


「2番」が占い師Coし、「4白」を打ちました。
この盤面を考えましょう。
(ランダム占いで4番が村人と判明することを4白と言います。)


まず理解するのは「破綻」という概念です。


破綻とは


下の画像をご覧ください。


「2番」の占い先である「4番」が占い師Coして「6白」を打ちました。


「2番」か「4番」が人狼です。
どちらが人狼かもうお分かりかと思います。


「2番を本物」とすると「4番が人狼」になります。
その場合は「2番」の占い結果に「4黒」が出ないといけません。
しかし「4白」という判定をしているので、2番が嘘をついていると判明します。


ちなみにアプリ「人狼殺」では1日目の黒判定は出ません。


「2番」の論理が破綻しているため、「2番が人狼」だとすぐにバレてしまいます。
つまり、占い先が占い師Coすることで占い師の論理が破綻することを「破綻」といいます。


人狼として村で最初に占い師Coする場合、自分より後に発言するところに白出しするのはリスクが高いのです。
当然、自分より前に発言する人の中に占い師が出ていれば破綻はしません。


破綻した場合は確実に吊られるため、人狼が圧倒的に不利になります。


では、破綻の概念を理解したところで、元に戻ります。


占い特攻


仮に「2番」と「3番」が人狼だとしましょう。
「2番の人狼」は、すでに発言が終わり占い師ではないと分かっている「1番」が白だったと「1白」を出すこともできたわけです。


しかし、それをあえて破綻するリスクがある「4白」を出しました。
これを「白出し特攻」、「占い特攻」、または単に「特攻」といいます。
占い師が出ていない状況で自分より発言が後の人物を白出しすることをいいます。


ここで「4番」が本物の占い師ではなく村人陣営だった場合、「特攻が成功した」といいます。
特攻が成功した場合、リスクがあった行為の分だけ盤面で有利になります。


この盤面を見てください。
「2番の占い師」は「4白」の特攻を成功させています。


対して、「5番の占い師」は自分よりも前に発言して確実に村人だと分かっている「1白」を出しています。


これだけ見ると、リスクを冒さずに「1白」を出して安定を取った「5番の占い師」が人狼に見えます。
特攻を成功させると盤面で有利を作り出すことができます。

ただし、「囲い」という概念があるため、特攻を成功させても、囲いだなと見られてしまうことがあります。


囲い


「囲い」とは上の図のように人狼が占い師Coして、占い結果で相方の人狼を白と判定することです。


6人村では最もよく使われる人狼陣営の手法です。

囲いのデメリット


抑えておきたいのは「囲い」のデメリットです。
まず、囲い先の相方の発言が黒い場合、人狼占い師がとても黒くなります。


こんな黒い発言をしている人を白だとしている占い師は怪しいです。
また、「囲い」自体が一般的な戦略なので、相方の発言が黒いと、まず「囲い」を疑われ、本物占い師と信じてもらえなくなります。


つまり、相方の技量が不足している場合、囲いは悪手となります。

そして、2日目にも「囲い」のデメリットが露見します。
人狼が占い精査に敗れた場合、本物占い師は囲いを疑い、囲い先を占うのがほとんどです。
そして、囲っていた場合は「人狼」と占われ負けが確定します。

・人狼陣営の技量が不足している場合、囲いは悪手となる
・占い精査に敗れた場合、囲い先を占われ、即詰みする



囲いのメリット


このようなデメリットはありますが、6人村の場合、人狼陣営2人の技量が高い場合は「囲い」が非常に有効な戦略だと思います。


相方から黒い発言がなければ、「囲い」を疑われません。
そして、占い精査に人狼が勝利した場合は、2日目の本物占い師に相方が占われる危険性もありません。


また、「囲い」のメリットは破綻があり得ないことです。
また、後で解説しますが「特攻」を演出することができます。


よって、人狼2人の技量が高い場合に強い戦略が「囲い」です。
ただし、占い精査に敗れた場合は同様に即詰みするので、そのデメリットは認識しておきましょう。


「囲い」と「特攻」


上記の「特攻」と「囲い」は村人目線で変わります。


占い先ではない「6番」の目線で考えましょう。
「6番」は村人陣営だとします。


「6番」は「2番の占い師」が「4番」に「特攻」したのか、「囲い」をしたのか判定できません。


よって、「2番を人狼」と見た場合、「6番」は次の推理ができます。

・2-4(囲い)
・2-3(2番の4番への特攻が成功した場合)


ここで「4番」の発言が白い場合、「2番」を人狼とすると、2-3が人狼で「2番が4番へ特攻した」としか追えません。


「特攻の確率」は「2番」の後に発言する人物が4人いるため、「1/4」となります。
これを「1/4特攻」なんて言います。その4人の中に人狼がいた場合は実質「1/3」です。


では「6番」の目線で「5番占い師を人狼と仮定」した場合を考えましょう。「5番占い師」は特攻していませんというかできません。


よって6番は次の2択になります。

・5-1の「囲い」
・5-3


ここで「6番」の目線が全て揃いました。
整理すると「6番」からみた人狼ペアの可能性は4択になります。


・2-4(囲い)
・2-3(2番の4番への特攻が成功した場合)
・5-1の「囲い」
・5-3


ここで、占い師の囲い先の発言が白い場合を考えましょう。
「4番」と「1番」は人狼ではなさそうだと。
そうすると必然的に3番が黒くなり、2-3か5-3のどちらかです。


そして、占い師が互角だった場合、特攻のメリットが生きてきます。


リスクのある特攻を占い師がしていないだろうという思考から5-3が最も黒いとなります。


このように特攻はリスクがある分、占い師が互角の場合は盤面で有利に立てるというメリットがあります。


ただし、あくまで単体精査が基本です。
特攻を成功させても、単体で占い師が黒ければ、吊られます。
自分の発言が黒くならないようになってから、囲いや特攻をうまく使ってみてください。

コメントを残す