こんにちは。
鉄狼です。
2021年度の鉄道設計技士試験に合格することができました。
以下では私の勉強法などを公開します。
鉄道設計技士に合格できました
勉強法について【過去問だけやればよい】
参考までに私の情報を開示します。
私は鉄道会社の業務経験が6年間あり、7年目で鉄道設計技士を取得できました。
(ちなみに分野は鉄道電気です。)
7年目で初めて鉄道設計技士を受験し、共通試験から専門試験Ⅱまでを一発合格することができました。
結論から申しますと、勉強法としては過去問演習しかやっていません。
そして、特に過去問演習以外はやらなくてよいかと思っています。
理由は以下の3つです。
過去問演習だけでよい理由
①過去問と似たような問題が出題される
②受験生全員が鉄道の基礎知識を備えている
③論文は運ゲー
①過去問と似たような問題が出題される
過去問を見てもらえば分かりますが、例年似たような問題が出題されています。
毎年、この問題は見たことがあるぞという問題が何題か出題されるのです。
択一の基本戦略は「既知の問題を確実に得点する」です。
過去問演習をして、過去に出題されている問題は確実に得点できるようにしておきます。
これだけで相当稼げます。
過去問演習で特に効果がでやすいのは法令関係です。
法令はめちゃくちゃ出題範囲が広いですが、実際の出題は過去問と同類の問題がほとんどです。
また、○×問題が多いので、運で5割は得点できますし、法令の勉強効率は悪いです。
過去問だけを勉強して、勉強時間を圧縮しましょう。
②受験生全員が鉄道の基礎知識を備えている
全く未知の問題に遭遇してもさほど問題はありません。
共通と専門Iは択一問題です。
鉄道設計技士は受験資格が厳しいため、受験生全員が自動的に鉄道の基礎知識を備えていることになります。
よって、未知の問題でも、基礎知識があれば選択問題は最終的に2択ぐらいに絞れるので5割くらいの確率で得点できます。
そして、難しい問題は捨てます。
特に共通試験は時間が出題量に対して短いので、難問はぱっと見切りをつけ捨てましょう。
過去問題で見たことのある既知問題を確実に得点し、その他はそこそこでいい。
この戦略で共通と専門試験Iの合計7割はクリアできます。
③論文は運ゲーだが対策はできる
論文についても過去問の演習しかしていません。
論文は毎年テーマが変わるため、運によるところが大きいと思います。
いわゆる運ゲーです。
その年に自分の得意分野が出れば、楽勝で合格できるでしょう。逆に苦手分野が出ると厳しいという感じです。
とはいえ、対策はできなくはないです。
過去問を大きなくくりで分けて対策を立てることができます。
例えば弱電であれば、次のように大きく4つくらいのテーマに分けて論文演習します。
1.ATS・ATC・無線式ATC(CBTC)などの「列車制御」
2.連動装置(転てつ機・切換工事等を含む)
3.踏切保安装置
4.軌道回路
このテーマで論文を書いておけば、どれかが当たる確率が高いです。
どの分野でも頻出テーマを過去問で確認し、大きな枠で4つくらいに分類し、4つ論文を準備しておけば、どれか当たります。
対策したテーマがそのまま出ることはまずないですが、似たテーマは出るので手詰まりになる可能性は限りなく下げることができます。
また、論文を手書きするように練習しておきましょう。
2時間強で原稿用紙4枚埋めるのは、思ったより時間が足りないです。
(高得点を狙うなら「1300字+図」または「1500字程度」くらいは分量として必要です)
そして、十分対策をしたならば、あとは天に任せましょう。
ちなみに私が受験した2021年度から専門Ⅱは記述と論文になりました。
私の場合、記述は3割くらいしか解けませんでしたが、論文で高得点を稼ぎ、全体で6割を超えることができました。
専門Ⅱは記述の配点が低いため、論文に重点を置いた対策をおすすめします。
まとめ
鉄道設計技士の勉強は過去問演習のみで十分です。
過去問演習を5年分くらいやりましたが、そしたら一発合格ができました。
この試験のカギは論文だと思いますので、運ゲー要素が高いですが、しっかり対策をしてください。
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