サラリーマンがつらい理由が分かった・・・ ①






若ハゲ29です。


まず断っておきますが、私は雇われの身です。
名だたる大企業が40歳以降のリーマンに早期退職を勧告しており、終身雇用が破綻している昨今。


我々はどう生きればいいのだろうか。
そんなことを考えています。


そして、何より雇われの環境はつらい・・・。
何でこんなにつらいのだろうか。


本を読んで勉強しており、サラリーマンがなぜつらいのか分かってきたので、記事にしたいと思います。


長くなりそうなので、2回に分けてお届けします。




サラリーマンがつらい理由が分かった・・・ ①

f:id:ki-so-sa:20190606100116j:plain




参考書籍:幸福の資本論


橘玲さんという方が書いています。
幸福になりたい方はぜひ読むことをお勧めします。



サラリーマンを表す言葉


 

・君が毎日会社で働くことができるのであれば、まず飛び抜けた個性は持ち合わせていないと思ったほうがいい。突出した個性のある人材なら入社もできないし、たとえ働き出しても長くは続かない。


・会社が求めているのは社員の能力ではなく、組織のなかで働けるか。


・飛び抜けた個性や突出した能力と幸福な仕事人生と必ずしも相関関係にはない。むしろない方がいいポジションにいけるかもしれない。



「幸福の資本論」の中で、楠木新さんという大手生保の支社長の言葉が出てきます。
まさにサラリーマンを表した言葉だと思いませんか。

このサラリーマンという職種は世界の中でも特殊だと表現されます。
なぜ、このような特徴が出現したのか・・・?



ジョブ型とメンバーシップ型の組織


 

ジョブ型:
職務を基準に仕事が成り立っている組織。仕事に必要な能力や資格が決まっており、その基準をクリアする労働者なら誰でも代替可能なようにマニュアル化されている。そのため、職務間の異動は原則としてない。


メンバーシップ型:
メンバーを中心に仕事が成立している会員組織。
正会員(正社員)と非会員(非正規)の身分が厳密に決められ、正社員には組織の仲間と和を保ちながら、あらゆる職務に対応できる能力が求められる。
能力は組織に特化しがちで、汎用性がない。


みなさんお気づきでしょうが、グローバルスタンダードの外国企業が「ジョブ型」の組織、日本の会社が「メンバーシップ型」の組織です。



それぞれで有効な戦略


ジョブ型の戦略(外国企業):
できるだけ目立って、たくさんの良い評判を獲得すること。すなわち、ポジティブゲーム。


メンバーシップ型の戦略(日本の企業、サラリーマンの戦略):
できるだけ目立たず、悪評をさけること。すなわち、ネガティブゲーム。


説明しましょう。

ジョブ型は開放系の特徴があります。


開放系とはバザールです。参入も退出も自由で、悪評だらけになった場合はさっさと廃業して、別の場所や別の名前で商売を始めればよい。


評判を獲得し、その場所で商売をしていくことが有効になります。



メンバーシップ型は閉鎖系です。
閉鎖系とは伽藍と表現されます。いったん押し付けられた悪評がずっとついて回る。このゲームの典型が学校でのいじめ。

できるだけ目立たない方がベターな戦略です。目立とうとして失敗すると取り返しがつかなくなります。

この閉鎖系のゲームがサラリーマンの環境ということですね。
日本社会は会社以外の他に雇用環境の全てが閉鎖系です。

年功序列、終身雇用が前提であり、転職可能な年齢が35歳まで。40代半ばからは会社を辞めても再就職はほぼ不可能で、非正規雇用の口が見つかればマシというレベル。

これほどまでリスクが極大化されると、中高年のサラリーマンは会社を辞めることができず、会社に監禁されることを求めるようになるということです。

私も監禁というか辞めると大変なことになるなぁと思っていましたし、今もそうです。
これはシステムの問題なんですね。



電気ショックの犬


 学習性無力感の実験:
2頭の犬を動けないよう布で拘束し、一方の犬の横にはボタンを用意し押すと電流が止まる、片方の犬は自分で電流を止められない。



この実験の結果、苦痛を回避する選択を与えられた犬はストレスホルモンのレベルがさほど上がらないことが分かった。

選択肢を奪われた犬は、ストレス値が耐えられる限界を超えてしまい、あらゆる刺激に対して何の反応もできなくなってしまった。

すなわち、監禁された状態で長期にわたり苦痛にさらされると、心に重大な損傷を被ることを示しています。

閉鎖系である日本の会社は、仕事につまづいたり周囲との人間関係で折り合えなくなると、たちまちこの条件を満たしてしまいます。
(例:電通で自殺した女性社員) 

クソみたいな部署に行くと即詰みしますよね・・・。



日本の会社はストレスフル

 
日本の会社ではアメリカよりも厳しい社内競争が行われています。

業務の分担が明確に決まっているアメリカ型の人事制度に対して、上司や部下、同僚たちの評判を獲得しなければ出世できない日本型の人事制度はストレスフルで、企業の競争力の源泉になっています。

しかし、その前提は右肩上がりの成長でポストが増えていかなければ成立しません。
低成長の現在では、みんなが会社にしがみつくため、状況ははるかに悪化してしまいます・・・。


新卒でたまたま入社した会社が自分にとって「天職」である可能性は宝くじに当たるのと同じようなもの。やがて宝くじにはずれたことを悟るでしょう・・・。


 私も宝くじに当然ながら外れました。



今までの日本型雇用のメリット


 日本型雇用はいいとこ無しかよと思うかもしれませんが、メリットもあります。

①新卒一括採用で若年層の失業率が低く抑えられる。 → イタリヤやスペインでは50%の失業率。

②終身雇用で安定した雇用を提供できる。


このメリットは経済環境の変化が少ないことで成り立っていました。
また、労働集約型産業(人手がいる)が中心の経済でも有利に働きます。


ただし、①については経団連がやめる方向で動いていますよね・・・。
そして、②については冒頭で述べた通り、崩壊しました。


つまり、あれ・・・日本型雇用のメリット消えたんじゃね?
ってことなんです。



サラリーマンのつらい理由をまとめるとこうなる


日本の会社および雇用環境全体が閉鎖系(伽藍)で、会社に監禁される状態となる。

 ↓


閉鎖系での最適な基本戦略はできるだけ目立たず、悪評をさけること。
すなわち、ネガティブゲームである。

 ↓


ネガティブゲームはストレスフルになりやすいが、今までは終身雇用で将来が保証されていたので、会社員にとってメリットもあった。

 ↓


終身雇用が崩壊し、日本型雇用はただのストレスフルゲームと化した。




マジくそげーだわ・・・。
この本を見ていくと、納得しかしないです。


しかし、そんな我々にも解決策が提示されています。


次回はその解決策について見ていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です