若ハゲ29です。
今回も違ったジャンルに挑戦します。
読書・漫画が好きなので、この分野のブログもレイヤー分けして配信していきたいっすね。
ちょっと時間なくてレイヤー分けまでできていませんが(言い訳)。
今回は漫画レビューです。
福本作品の「天~天和通りの快男児~」になります。
福本先生は「カイジ」が一番有名なんじゃないでしょうか。
僕はこの方の作品は大体読んでいますが、「天」が一番面白いっすね。というか最終巻あたりは生き方にも繋がります。
ネタバレは極力しないよう心がけますが、都合上どうしても明らかになってしまうところはあるので、ネタバレ嫌だって人は閲覧しないようご注意願います。
Contents
「天~天和通りの快男児~」レビュー
概要
麻雀の漫画です。
これを読んで麻雀は強くならないです笑。
あくまで物語を楽しむもの。
強烈なキャラがたくさん出てくるので、面白いです。
メインは麻雀の東西対決で、裏プロが互いに鎬を削るという漫画です。
イカサマは多用されますが、ツバメ返しなどあからさまなものはでてこないです。
技漫画のような、イカサマの応酬みたいな展開がない点がいいです。
天、ひろゆきという二人の主人公が出てきますが、天才「アカギ」が裏の主人公というか、魅力を全てアカギに取られている印象です。
アカギ登場編
地上げ屋との半荘60回勝負が始まります。
地上げ屋の代打ちとして”アカギ”が2巻から登場します。

カリスマ的な魅力を発信するアカギに圧倒されます。
天とアカギの闘いはひとつの大きな見どころでしょう。
東西線編
ヤクザの代理戦争ともいえる莫大な利権が懸かった「東」の裏プロ達と「西」の裏プロ達が雌雄を決する「東西戦」。

1回戦は弱者を排除する ”ビリ抜け麻雀”。
2回戦は”トップ抜け麻雀”。
準決勝は”勝ちが積もらない麻雀”
決勝は2翻役を完成させる”クリア麻雀”
そして最後は二人麻雀となります。
全部めちゃくちゃ面白い!!
ここは私は一気読みしました。
面白過ぎてとまらないです。
アカギ通夜編
私が語りたかったメインパートです。
これは読みながら涙出ました。
私の場合、転職の決断はこれに背中を押してもらったようなところもあります。
以降ネタバレ含みます。(注)
アルツハイマーにより自分が自分でなくなっていくこと。
これに耐え切れないアカギは安楽死を選びます。
それを必死にとめる東西戦のメンバーたち。
その場で数々の名言が。
僧我 vs アカギ
まずは、この二人のやり取りから。
僧我はアカギから
「どこどこまでも生きなくたっていい」
と学びます。

生きなければならないという幻想がどれほど人を苦しめてきたことか。
人は自由に生き、自由に死んでいきたい。
アカギはそれをやろうとしているだけなのだと。
そこで名言
「死のう・・・ 時満ちたなら・・・!」
正直、死にたくなる時って誰でもあるんじゃないでしょうか。
そして限界を迎えた時、もしかしたら死ぬという選択肢だってあるんじゃないでしょうか。
そういう死は今後増えていくのかもしれません。
私はボケて人の手を大いに煩わせてまで生きたいとは考えません。
介護の費用もなく、子供に迷惑をかけるなら堂々と死ぬでしょう。
(薄毛ってだけじゃ、死にませんよ!!)
原田 VS アカギ
日本有数の暴力団の組長である原田は圧倒的な権力を持つ、成功者として描かれています。
しかし、アカギに言わせれば彼は成功を積み過ぎたと。

成功は積み過ぎると枷になる。
そして、自由を失い、棺の中にいるような人生になると表現。
すごい納得。
私は大企業に勤めていましたが、そこの上司はまさに今までの成功に縛られ、幸せそうな雰囲気は出ていませんでした・・・。
大企業の課長ともなると責任は本当に大きいですからね。
まさに会社に縛られるのですよ。
この人たちを見て、私は転職を決意したというのもありますね・・・。
ひろゆき VS アカギ
そして、物語は最終局面へ向かいます。
ひろゆきは東西戦後に文具メーカーに就職し、この時点で29歳です。
もやがかかった半死のような人生を送っていました。
ひろゆきは麻雀で生きていく人生を選べていません。
それは、”マトモ”であることをやめられず、負けっぱなしのみすぼらしい人生になることを恐れているからです。
そんな彼にアカギは・・・

失敗してもいいと!!
正しい人間、人生なんてない。
そういう意味でダメ人間になっていいと。
成功は飾りである。
ただ、やること、その熱、行為そのものが生きるってこと。
成否にとらわれ、止まること、行動しないことが問題である。
熱を失うのがまずい。
ここで名言
「熱い三流なら上等よ!」
失敗を恐れるな。
かっこよすぎる!!
私たちは失敗していいのですね。
というか、失敗しない人生なんてないのでしょう。
最後に
色々書いてきましたが、ここでは語り切れないことが本編にたくさんあるので、ぜひ買って読んでみて下さい。
私は、けっこうな頻度で見返しています。
私はこの漫画を読んで行動してみようと思いました。
とりあえずブログを始めてみました。
これからはプログラミング等にも挑戦していきたいと思っています。
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